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2011年3月29日火曜日

薬について

発病してから妻は多くの薬を服用していました。「抗てんかん薬」は服用直後から問題が多くて飲むとすぐに気持ち悪くなる・眠くなる等、副作用が強い薬だと認識していました。「てんかん」がどの様な事かも知らずに…

夫婦での生活から半年が経過しました、妻は発病前から考えると60~70%回復したと思います。初対面の人は妻が病気と気づかない程度まで回復しました。しかし、抗てんかん薬を服用することを嫌がり毎日の様に愚痴を言っていました。「頭の中に霧が立ち込める様な感じ」と説明し、先生に対しても服用を中断したいとお願いしていたほどです。先生からの回答は「忘れずに飲んで下さい」の一点張りで薬を変更したり量の調整には応じてくれました。

ある日、会社から帰り妻の顔を見た私は驚愕しました。発病前の顔に戻っていました…そして思わず「お帰り」と言っていました。体調が良いのかと聞くと「2日前から抗てんかん薬は飲んでいないよ」との事でした……大丈夫なのか心配になりましたが久し振りの妻の表情に思わず笑顔になっていました。

この数時間後には恐れていたことが起きます。薬は飲ませるべきでした…

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