前にも記載しましたが妊娠期間中における「抗てんかん薬」の血中濃度は非常に重要となります。妊娠することにより、妻の血液は胎児にも流れていきます。当然のことながら胎児にも「抗てんかん薬」の成分が吸収されてしまうので薬をたくさん飲むと「二分脊椎症」等の障害が胎児に出てしまいます。では薬の量を下げてしまうと胎児にも血液が回るので妻の血中濃度が下がり発作のリスクが高くなります。発作が起きてしまうと妻の呼吸が一時的に停止するので胎児は無酸素状態に陥り危険な状態になります。
長々と書きましたが結論としては「発作を起こさないギリギリの量を維持する」となります。
産まれる子供が障害を負ってしまった時の事も考えました。何事も無ければ子供は親より長く生きるのでリスクがあると分かっていながら出産することは無責任と言えるかもしれません…もし、子供が障害を負って生まれてきた時には自分たちの幸せを放棄してでも育て可能な限りの財産を残すと誓い不妊治療を行いましたので、「今時分たちが出来ることを可能な限り行う」が夫婦のスローガンでした。
産婦人科の診察・脳外科での血中濃度測定と毎週病院へ通っていました。
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